2023(令和5)年度事業計画書

 公益財団法人千葉日報福祉事業団は、県民福祉の向上に寄与することを目的に、県民、企業・団体の皆さまから寄付金をお預かりし、福祉団体などからの援助申請を厳格に審査したうえ、活動費用を助成する取り組みを展開しています。交通遺児・青少年、視覚障害者、聴覚障害者への指定寄付も受け付けています。

 社会の変化に伴う福祉事業への要望をふまえ、令和5年度より、現行どおりの活動を続けることを前提に、当事業団の事業内容に次の二つを追加します。

 一つ目は、指定寄付・交通遺児について、少子化などにより交通遺児数が著しく減少していることを受け、支援対象を「青少年の育成」にも広げます。指定寄付先は、社会福祉法人千葉県社会福祉協議会様を予定しています。

 二つ目は、近年、大規模な災害が頻発し、各地で大きな被害が起きていることを受け、「災害救援活動への援助」を事業内容に加えます。被災地の復旧作業に多くの人の力が必要とされていることから、災害ボランティア団体などへの支援も行います。「災害救援活動への援助」は大規模災害発生時に実施し、災害ボランティア団体への支援は援助申請を受け付け、審査したうえ助成をします。

 2020年から始まった新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、寄付金の減少が続いておりますが、今後も当事業団の支援事業などをより多くの方に知っていただき、より多くの支援を展開できるようにしていきます。

2023(令和5)年度の活動支援見通し

 当事業団では、寄付者に県内の社会福祉のための寄付、交通遺児・青少年のための寄付、視覚障害者のための寄付、聴覚障害者のための寄付のいずれかの分野を選んでいただき、各団体へ助成金を贈り、活動を支援しています。

 支払助成金は、「指定寄付交通遺児」が150万円を見込んでおります。支援対象を広げた「指定寄付交通遺児・青少年」には40万円を見込んでおります。

 「福祉団体援助」は76万円を見込んでおります。「福祉団体援助」の内訳は、福祉団体などからの援助申請、指定寄付視覚障害者、指定寄付聴覚障害者のほか、今回事業内容に追加する災害ボランティア団体への支援の合計です。

 「災害救援活動への援助」は、大規模災害が発生した場合に実施する予定で、5万円を見込んでおります。

2023(令和5)年度資金調達及び設備投資の見込み

1.資金調達の見込みについて

 当期中に資金調達の予定はありません。

2.設備投資の見込みについて

 当期中に重要な設備投資(除去又は売却を含む。)の予定はありません。

以上