子どもの育ち応援基金のご案内


 公益財団法人千葉日報福祉事業団は、子どもの育ちを応援する団体の活動を支えるため、年間総額300万円を助成する基金を設立しました。12月から、助成先を募集します。

 1974年、県民福祉の向上に寄与する目的で創立した当事業団は、県民や県内企業などの皆さまから寄付金をお預かりし、県内の高齢者や障害者、交通遺児などへの支援活動に助成してきました。

 ただ、子どもの7人に1人が貧困状態といわれるようになり、次世代の健全な成長を私たちの社会が総力を挙げて後押しすべき状況が生じてきました。公的な支援制度はまだ高齢者などに比べぜい弱で、民間ベースでの取り組みが求められています。

 そこで、子どもの育ちを応援しようと、支援の枠組みを拡大することにしました。子ども食堂や子どもの居場所の整備、担い手育成の研修などでの活用を想定しています。

 企画、運営では、日本での寄付文化を育成し、だれもが安心して暮らせる地域社会づくりに取り組む公益財団法人ちばのWA地域づくり基金(千葉市)の協力をいただきます。

 当面、3年間の時限的な基金となりますが、子どもたちの笑顔が地域社会にあふれるよう、多くの申請をお待ちしております。

 【助成対象団体】県内で活動するNPOなどで子どもや子育て支援に関して1年以上の活動実績がある団体。

 【助成対象事業】次の条件を満たし、活動を継続、発展するために必要な基盤整備・強化に関する事業▽おおよそ18歳までの生活困窮家庭(状態)の青少年の生活・育成に寄与する活動▽行政の制度外の活動▽助成期間終了後も事業継続の見込みがあること。

 【助成対象期間】2019年度に実施する事業。

 【助成金額】総額300万円(1団体あたりの上限は100万円)。

 【申請受付期間】12月3~20日。11月に柏、茂原、千葉の各会場で募集説明会を開催。

 詳細はURL:http://chibanowafund.org/?page_id=1850

 問い合わせは「千葉日報子どもの育ち応援基金」事務局(電話)043(239)5335。